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訪問看護です。お邪魔します。皆さんこんにちは、ゆみひこです。

7回目の配信となる今回は前回お答えできなかった質問にお答えするのと、ありがたいことに医療職のリスナーさんからお便りを頂きました。ありがとうございます。質問もその中で頂いていますのでそちらにもお答えしたいと思います。

それでは早速参りたいと思います。前回も質問をくださっていた「シカゴコーヒー」さんからもう一つ質問を頂いていました。「古くからある制度なんですか?」とのことだったんですが、多分これは訪問看護とか介護保険のことについてなのかなということで少しお話ししたいと思います。

訪問看護は古くからある制度なんですか?

介護保険制度は2000年にできた制度です。2000年以前は老人の方が施設に入ったり、サービスを受けるための相談先っていうのは役所でしたね。行政の方に相談をしてっていうことでシステムができていました。老人ホームもあるにはあったんですけれども、低所得者さんとかあと身寄りのない人のためのもので、ほとんどの家庭ではご家族が介護していました。訪問看護も今のようなシステムではなくて、保健所ですね。今の保健福祉センターというとこから保健師さんが数ヶ月に一回訪問して話を聞く程度の簡単なものでした。介護保険制度ができて国が在宅療養をすすめていく過程で訪問看護サービスが介護保険サービスの一つとして行われていくようになりました。まだまだ20年ちょっとの歴史としては新しい制度です。シカゴコーヒーさんこんな感じでよろしいでしょうか。

続きまして「けいちゃん」さんからお便りを頂きました。ありがとうございます。けいちゃんさんは「おうちでふたラジ」というポッドキャスト番組を奥様の「りほっち」さんと配信されています。けいちゃんさんは製薬会社の営業担当さん、りほっちさんは薬剤師さんという医療系のお仕事をされているご夫婦です。ではそれでは早速お便りを読みたいと思います。

「ゆみひこさん、こんにちは、ほーかんラジオ聞かせて頂いています。訪問看護の世界は知らないことが多いので勉強させてもらってます。この前ゆみひこさんが糖尿病薬の週一回タイプの注射の話をリツイートされていたのを見てご質問があります。私も仕事柄医師の先生と接する機会があるのですが、先生から在宅の糖尿病患者さんには毎日の飲み薬よりも週一回の注射の方が訪問看護師さんが自己注射をサポートできるので良いとコメントをされていました。私もその意見に納得したのですが、実際現場でサポートされる訪問看護師さんはどのように感じているのでしょうか。」

糖尿病患者さんには毎日の飲み薬よりも週一回の注射の方がよい?

けいちゃんさんありがとうございます。ちょっと専門用語があったところは少しわかりやすい言葉に代えさせていただいています。そうですね。まず私がリツイートしていたTwitter のコメントだったんですけれども、同じ訪問看護師の方がつぶやいておられたんですけれども、退院指導で針をセットしてメモリを合わせてお腹にブスッと刺してゆっくり押して入れていく毎日使う注射タイプの使い方を病院の中で教えてもらって、退院された患者さんに退院処方として週一回で済む長時間持続型の、それも操作も1回お腹に当ててて押せば針が飛び出てお腹に刺さって中に入ってる決められた量の薬か勝手に入っていくタイプのお薬を処方されて、本人が途戸惑ってしまってやり方も分からなくって結局看護師任せになってしまったっていうような内容のツイートでした。

そうですね、退院指導の時とやっぱり同じ薬を出してもらうのが一番患者さんがわかりやすくて続けられるのかなっていう風に思います。注射でも内服でも同じなんですけれども、お家で一人でできるかっていうのが一番大事だと思うんですね。私たちも災害とかがあると急に行けなくなったりとかする場合もあって、そうなると自分でもしくはご家族が手伝って注射を自分で打たなきゃならないというところことが出てきますので、その時に一人でできる方法が一番ベストだと思ってます。

訪問看護師が管理しやすいというよりは利用者さんが一人でできるんだろうかっていうところを目標にしてお薬を主治医の先生に選んでもらえると嬉しいなという風に思います。サポートするのは私たちが勉強して、指導すれば良いことですので、その辺をやっぱり利用者さんの理解力がどのくらいあるのか、手先の動きがどうなのか、そういうところも見ながら、あとはそうですね、目の見え方とか、そういう全体的には体のことを考えて一番その人の状態と今の体の状態に合わせて使いやすいお薬を先生が選んで下さったらいいかなと思います。飲み薬でも注射でもそれは全然どっちも変わらなくって本当に利用者さんの体のためになるもの、利用者さんがきちんと管理ができるもの、それで出来なくなった時とかわからなくなった時に私たちが助言したり、一緒になったりっていう風に助けていければ一番ベストな形なのかなという風に感じます。

何かこう、先生は看護師さんが管理すればなんとかなるかなっていう風な感じで在宅を捕らえていらっしゃる先生が結構多いんですけれども、あの私達は本当にあの利用者さんが自分でもしくは家族のサポートを受けながら、やれる方法っていうのが一番ベストで、私達が見守っているだけでできるって言うのが一番ベストなのかなっていう風に思ってます。こんな感じでよろしいでしょうか。けいちゃんさん本当にありがとうございました。初の医療職の方からのお便りとっても嬉しかったです。また是非お便りいただけたらなと思います。私もあの薬剤師さんにたくさん聞きたいことがありますので、番組の方にもお便りさせていただけたらなと思っています。

シカゴコーヒーさん、けいちゃんさん、ありがとうございました。ほーかんラジオではお便りやコメント募集しています。ツイッターの @75yumi のダイレクトメッセージかコメントでしたらハッシュタグ #ほーかんラジオでつぶやいていただけますと喜んで読ませて頂きます。あとはラジオトークで聞いている方はラジオトークのお便りのシステムが使えますので、お便りのボタンを押していただいてコメントをしていただければそちらも読ませて頂きます。皆さんからのお便りお待ちしています。それでは今回は質問、お便りを紹介しました。